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Channel: まりっぺのお気楽読書
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『ディア・ベイビー』鼻につかない一冊

ウィリアム・サローヤン お久しぶりです!! 今日は休みだったのですが、PhotoshopとIllustratorの再認証をとるのに 2時間以上四苦八苦していたら、ソフトが古すぎて再認証できないっていうじゃない!! ということで、アンインストールとか再インストールをしているうちに日が暮れました。 たまってしまっている読書感想文から再開しますね。...

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『夏の嘘』ここからが知りたい

SOMMERLUGEN  2010年 ベルンハルト・シュリンク ラストがはっきりしない小説はよくあります。 この後はご自由にご想像下さいということなのか、はっきりさせない方が ハッピーだったりとか… いずれにしても心地よい余韻が残る場合が多いわけで 私も深追いはしません。 読みっぱなしってことなんですけどね… でもこの一冊におさめられている7篇のその後、いちいち気になるわ。...

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ポーランド公ヘンリク1世妃 聖ヤドヴィカ

後世まで国民のよりどころだった妃 ヘンリク1世妃 聖ヤドヴィカ・シュラスカ 1174〜1243/在位 1232〜1238 Illustratorが復活したので久々に家系図を作成…なのですが 間があきすぐててポーランドの流れを忘れちゃってるよぉ 思い出し思い出し書いてみます。 ヘンリク1世はしばらくぶりにポーランドを拡大した君主として名高いようですが その妃もその前後の妃と比較すると高名です。...

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『終わりなき夜に生まれつく』やっぱりミステリーだったのかぁ

ENDLESS NIGHT  1967年 アガサ・クリスティ 題名がステキじゃない? と思って買いましたけど… メアリ・ウェストマコット名義で書かれたものだとばかり思っていたのですが 読んでみるとクリスティ名義なのかなぁ? 今のハヤカワ文庫のクリスティシリーズは表紙がまぎらわしいと思うの。 かいつまんで書いてみますね。 マイケル(マイク)・ロジャーズという若者がいます。...

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『恋しくて』ハルキストの方、ここ飛ばして下さい、お願い!

TEN SELECTED LOVE STORIES  村上春樹さんが集めたラブストーリーをおさめている短篇集です。 あ! 「編者の意図をまったくわかってない!!」と叱られたくないので 村上春樹さんファンは読まないで飛ばしていただいた方がお互い幸せかと… 最初にちらっと見た時、表紙が竹久夢二だったので てっきり村上春樹さんの新刊かと思ったのですが翻訳本でした。...

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『悲しき酒場の唄』邦題はおっさんくさいよね・・・

THE BALLAD OF SAD CAFE  1951年 カーソン・マッカラーズ 確かに訳すとそうなるのでしょうが… 原題がグッとくるでしょ! Sad Cafeですよ!! ハードボイルドっぽく聞こえなくもないけど わけありな男が無言で飲んでそうな、暗〜い酒場の雰囲気が滲み出てて好きです。 けっして日本の酒場を想像しないでね。 でも表紙のピカソはどーよ? 悲しそうには見えないね。...

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『結婚しよう』誰がハッキリさせるのか?

MARRY ME  1971年 ジョン・アップダイク 実際にそういう状況に陥ってみないとわからないものかもしれませんが じれったいのよー という物語。 ちょっとあらすじを書いてみますね。 ジェリー・コウナントとサリー・マサイアスはW不倫関係にあります。 お互い自由になって一緒になりたいという希望を持っていますが サリーは、ジェリーが自分ほどそれを望んでいるのか不安になります。...

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『逃げ道』人生の分かれ道はたーくさんあるみたい

LES FAUX-FUYANTS  1991年 フランソワーズ・サガン ひさびさにサガンを読んでみましたが、やっぱり面白いですね!! 『逃げ道』は、サガンお得意の恋愛模様や恋人たちの心理より 究極の状況下におかれた人たちの人生観と言うのかしら? 価値観と言った方がいいのかしら? そんなものがテーマになっている作品に思えます。 1940年、パリ陥落から1週間後のフランス南部の農村が舞台です。...

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『最後の物たちの国で』生きることだけが願いの国とは…

IN THE COUNTRY OF LAST THINGS  1987年 ポール・オースター 9月から異動した職場のそばに、困ったことに紀伊国屋書店がありまして 時間があるとついのぞいてしまいます。 そして、のぞいてしまうとつい買ってしまいます。 K-POPビンボーに加え紀伊国屋貧乏… 本当に困るわ オースターは、名前はもちろん知っていたのですが読んだ覚えは無いんですよね。...

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『名もなき人たちのテーブル』心に残る船旅…良いのか悪いのか…

THE CAT'S TABLE  2011年 マイケル・オンダーチェ 今となっては、船旅といえば、豪華な客船での◯◯周遊ってことしか思い浮かびませんが 昔は必要な交通手段の一つだったわけですよね。 この小説が書かれたのは2011年ですが、舞台は1954年で、まさに船は交通手段。 主人公のマイケル少年は11歳です。 セイロンの伯父の家から、父と別れた母がいるロンドンに行くために...

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『シカゴ育ち』都市的で詩的、不思議な一冊

THE COAST OF CHICAGO  1981〜1990年 スチュアート・ダイベック 例によって紀伊国屋書店で衝動買いしてしまった一冊ですが、すごく不思議な読後感です。 すごーく面白いか? 好きな話か? と聞かれたら、そうでもないのですが 良い後味が残っています。 内容云々というより、印象に残る一行が多い… という感じでしょうか?...

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『店員』上質紙じゃなくてもいいと思うの…

THE ASSISTANT  1957年 バーナード・マラマッド 今まで短篇ばかり読んできたマラマッドの長篇を初めて読んだ感想は… この本、感想を書くのが難しい〜 短篇でグッときた、まっすぐで我慢強いユダヤ人たちを凝縮したような主人公の 頑張って生きているのに上手くいかないことの悲しさが全篇に溢れている一冊でした。 あらすじを書きますね。 60歳のモリス・ボーバーという男性がいます。...

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『ブルックリン・フォリーズ』いいじゃない!夢物語

THE BROOKLYN FOLLIES  2006年 ポール・オースター ドラマや娯楽映画などではハッピーエンドが喜ばれるものですが 小説では大団円だと、できすぎた話だとか言われがちな気がします。 なんとなく不幸を引きずっていそうだったり、曖昧な結末な方が深みがありそうでね… 勝手な思い込みですが。 このあいだ読んだオースターの『最後の物たちの国で』がまさにそんな感じでした。...

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『古都』観光局においとくっていうのは…?

1961年 川端 康成 私は谷崎潤一郎の『細雪』が、京都の名所案内にもってこいだと思っていましたが この『古都』も負けていない一冊です。 どちらかといえば、伝統行事や由緒などはこちらの方が細かくて 京都観光局に置いといてもいいのじゃない? と思いましたよ。 置いてんの? 物語の舞台はもちろん京都です。 戦後とはいえ、呉服屋と着物や帯を織る機屋がかろうじて軒を連ねている時代でした。...

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ポーランド公ヘンリク2世妃 アンナ

さすが妻!すごい秘密で亡き夫を探す ヘンリク2世妃 アンナ・プシェミシュルデカ 1204〜1265/在位 1238〜1241 若い頃から賢公として知られ、ポーランド再統合を目指していたヘンリク2世の妃アンナは ボヘミア王オットカル1世の王女で、母親はハンガリー王ベーラ3世王女コンスタンツェです。          12歳ぐらいでヘンリクと結婚しました。...

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『ぼくは静かに揺れ動く』納得いかんぞ!男性はどう?

INTIMACY  1998年 ハニフ・クレイシ 今書きかけの読書感想文がすごーくたまっているのですが その中で、この本は内容があんまりよく思い出せないのよね。 読んだ時にあきれちゃって、ムッとしたのは覚えているのですが… でも頑張って思い出す… 主人公はジェイという脚本家の男性で、妻と二人の息子がいます。 ジェイは、翌日家を出て行こうとしています。...

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『七つのゴシック物語 I・II』ね、眠いよぉ・・・

SEVEN GOTHIC TALES I & II  1934年 イサク・ディネセン イサク・ディネセンといえば『バベットの晩餐会』が有名ですね。 けっこう面白く読めたので、例によって紀伊国屋書店で見つけた時に買ってみました。 私はだいたい通勤時間に本を読むのですが、開くと寝ちゃう、という本はかなり久しぶり。 ですので、この本は、いつもより読むのに時間がかかりました。...

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『ディア・ライフ』引退するなんて言わないでね ・・・

DEAR LIFE  2012年 アリス・マンロー 日本人ですから、ノーベル賞の時期はつい村上春樹さんに注目してて アリス・マンローがノミネートされていることも知らなかったのですが 受賞したと知って嬉しかった反面、不思議な気もしました。 あまり世界を揺さぶりそうな内容でもないし、前衛的でも政治的でもなく テーマも文章も、極めて冷静にシンプルに書かれていると思うのですが…...

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ポーランド公ボレスワフ5世妃 聖キンガ

でた! 清い身を守った敬虔な妃 ボレスワフ5世妃 聖キンガ 1224〜1292/在位 1243〜1279 ヘンリク2世の死後最高公に即位したのは、同じくボレスワフ3世の血をひく ボレスワフ5世でした。 ボレスワフは即位する4年前の1239年に結婚しました。 お相手は、ハンガリー王ベーラ4世の王女キンガです        お母さまはマリア・ラスカリズで...

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『婚約』生真面目さが漂ってます

DIE VERLOBUNG  ヘルマン・ヘッセ ヘッセは特に好きではないのですが、なぜか何冊か持っています。 だけど読んだ覚えがないので読んでみました。 3篇しかありませんので、全部紹介します。 『婚約(Die Verlobung)/1908年』 白リンネルを扱う地味な店の、無言の店主アンドレアス・オーンゲルの 35年前のある事件は、街の人々に広く知られています。...

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