INTIMACY
1998年 ハニフ・クレイシ
今書きかけの読書感想文がすごーくたまっているのですが
その中で、この本は内容があんまりよく思い出せないのよね。
読んだ時にあきれちゃって、ムッとしたのは覚えているのですが…
でも頑張って思い出す…
主人公はジェイという脚本家の男性で、妻と二人の息子がいます。
ジェイは、翌日家を出て行こうとしています。
それは別居するとか、離婚の話し合いがついたわけではなくて
とにかく、これ以上はやってられないぜ! と思って、黙って出て行くわけ。
で、しばらく知人の家に身を寄せて、後日連絡しようかな、という計画です。
それでね、内容はね、出て行こうとしている前の晩にジェイが考えたこと
過去のこと、その夜起こったことなどをとりまぜて書いてあります。
なぜ妻のスーザンと一緒にいられないのか?
不幸だった母親のこと。
転がり込もうとしている友人ヴィクターが家を出た時のこと。
よき家庭人アジフとその妻ナジマのこと。
ニーナに会いたいよぉ… まぁ、いろいろ、とりとめなくね。
それから、出て行こうかやめようか…いや出て行かねば、ということが
いくつかおこります。
これを葛藤というのか、逡巡というのか、どう思う? とジェイに聞かれたとしたら
私は即座に「ふざけんな!」って言うわね。
もう、言い訳三昧にしか聞こえないんですけど。
そりゃあ、スーザンにも悪いところはあったでしょうよ。
詰問口調やバカにした言い方もムカつくわよね、一方的にそういう風に書かれているし。
でもジェイにもどうかと思うところはあるわけですよ。
特にニーナの件ね。
結局ニーナとヨリを戻したいだけなんじゃないのよ〜
それで、妻に子供たちをおしつけてプイと家を出て行くわけでしょ。
自分を正当化するために、なんだか文学的に小難しくひねくりまわしたことを
小賢しく書いてるだけじゃないのさ。 あらら、興奮してしまいました。
私としましては、無責任な男性のお話しにしか思えません。
友人がそうして幸せそうだから、自分もしていいということにはなりません。
妻がやり手で収入があるからといって、捨てていいわけではありません。
若い愛人をとっかえひっかえするのは、妻の性格とはなんの関係もありません。
訳者の中川五郎さんは、同じ男として100パーセント理解できて
自分が考えたり感じていることややっていることと同じで
共感できて、興奮できて、感動する、と書かれていますが、本当に?
ヴェトナム反戦や学園闘争を経験した人はみんなこうなのぉ?
ビートルズやボヴ・ディランを愛してた男は、無責任でいいというのか?
作者は脚本家としても有名で、アカデミー賞にもノミネートされています。
作家としても英国を代表されているそうで、読んだことなくてすみませんでした。
もしかしたら、ものすごく深遠なテーマを抱えた一冊なのかもしれませんね。
読む人が読めば、とんでもなく心に響く名作かもしれないです。
女で、しかも能天気な私が読んでしまって、本当に申し訳ありませんでした、ってことで。
ひとことK-POPコーナー
先日のお休みに新大久保に行って来ました。 BIGBANGの東京ドームの日以来だから一ヶ月ぶり?
えへへ…今回は戦利品が多くて、ここ数日寝不足気味です
1998年 ハニフ・クレイシ
今書きかけの読書感想文がすごーくたまっているのですが
その中で、この本は内容があんまりよく思い出せないのよね。
読んだ時にあきれちゃって、ムッとしたのは覚えているのですが…
でも頑張って思い出す…
主人公はジェイという脚本家の男性で、妻と二人の息子がいます。
ジェイは、翌日家を出て行こうとしています。
それは別居するとか、離婚の話し合いがついたわけではなくて
とにかく、これ以上はやってられないぜ! と思って、黙って出て行くわけ。
で、しばらく知人の家に身を寄せて、後日連絡しようかな、という計画です。
それでね、内容はね、出て行こうとしている前の晩にジェイが考えたこと
過去のこと、その夜起こったことなどをとりまぜて書いてあります。
なぜ妻のスーザンと一緒にいられないのか?
不幸だった母親のこと。
転がり込もうとしている友人ヴィクターが家を出た時のこと。
よき家庭人アジフとその妻ナジマのこと。
ニーナに会いたいよぉ… まぁ、いろいろ、とりとめなくね。
それから、出て行こうかやめようか…いや出て行かねば、ということが
いくつかおこります。
これを葛藤というのか、逡巡というのか、どう思う? とジェイに聞かれたとしたら
私は即座に「ふざけんな!」って言うわね。
もう、言い訳三昧にしか聞こえないんですけど。
そりゃあ、スーザンにも悪いところはあったでしょうよ。
詰問口調やバカにした言い方もムカつくわよね、一方的にそういう風に書かれているし。
でもジェイにもどうかと思うところはあるわけですよ。
特にニーナの件ね。
結局ニーナとヨリを戻したいだけなんじゃないのよ〜
それで、妻に子供たちをおしつけてプイと家を出て行くわけでしょ。
自分を正当化するために、なんだか文学的に小難しくひねくりまわしたことを
小賢しく書いてるだけじゃないのさ。 あらら、興奮してしまいました。
私としましては、無責任な男性のお話しにしか思えません。
友人がそうして幸せそうだから、自分もしていいということにはなりません。
妻がやり手で収入があるからといって、捨てていいわけではありません。
若い愛人をとっかえひっかえするのは、妻の性格とはなんの関係もありません。
訳者の中川五郎さんは、同じ男として100パーセント理解できて
自分が考えたり感じていることややっていることと同じで
共感できて、興奮できて、感動する、と書かれていますが、本当に?
ヴェトナム反戦や学園闘争を経験した人はみんなこうなのぉ?
ビートルズやボヴ・ディランを愛してた男は、無責任でいいというのか?
作者は脚本家としても有名で、アカデミー賞にもノミネートされています。
作家としても英国を代表されているそうで、読んだことなくてすみませんでした。
もしかしたら、ものすごく深遠なテーマを抱えた一冊なのかもしれませんね。
読む人が読めば、とんでもなく心に響く名作かもしれないです。
女で、しかも能天気な私が読んでしまって、本当に申し訳ありませんでした、ってことで。
ひとことK-POPコーナー
先日のお休みに新大久保に行って来ました。 BIGBANGの東京ドームの日以来だから一ヶ月ぶり?
えへへ…今回は戦利品が多くて、ここ数日寝不足気味です