ウィリアム・サローヤン
お久しぶりです!!
今日は休みだったのですが、PhotoshopとIllustratorの再認証をとるのに
2時間以上四苦八苦していたら、ソフトが古すぎて再認証できないっていうじゃない!!
ということで、アンインストールとか再インストールをしているうちに日が暮れました。
たまってしまっている読書感想文から再開しますね。
サローヤンは『リトル・チルドレン』でちょっとした時に読むのに良いわね、と
思ったのですが、こちらもそんな感じで読み終えました。
O・ヘンリ的良い話しもいくつかあったのですが、それはおいといて
印象に残ったいくつかをご紹介します。
『若い男とネズミ(The Story of the Young Man and the Mouse)』
ある日、呑んだくれた若者の部屋に、ネズミが10ドル札をくわえて来ます。
その日からネズミはせっせとドル札を運び、若者は羽振りがよくなります。
しかしホテルの客たちはネズミが盗みを働いていることに気がつきます。
チーズに目が眩んだネズミはネズミ獲りにかかってしまいました。
失ってわかる大切さ…早く気づいてほしかったわ。
ピーター・ラビットの洋裁店のネズミの話を思い出しちゃった。
そりゃ盗みはよくないけどね…
『刃のように花のように
(Knife-Like,Flower-Like,Like Nothing at All in the World)』
マックスの店で年配の男がピートを待っていると女が入って来ました。
男がピートの父親だと名乗ると女は自分がピートの結婚相手だと言います。
父親が息子は良くない男だと諭しますが、女は敵意剥き出しです。
結局ピートは現れませんでした。
二人が帰ったあとピートが来るんだけど、なんなのよ!それは!!って感じ。
騙す若造が悪いのか、騙される年増が悪いのか、息子に甘い親が悪いのか、
マックスはどーなんだ? とモヤモヤさせられんだけど、なんだか面白かった。
『ハリー(Harry)』
ハリーは幼い頃から家々を訪ね歩いて絵や雑誌や保険を売り歩き
14歳にして600ドルの預金を持ち、その後も金を稼ぎ続けていきました。
しかしハリーは若くして病に倒れ命を落としました。
“ 金より大事なものがある!” というありがちな教訓話ではないです。
最後まで金ではなくセールスに執着した若者の生き様が描かれているような気がします。
ちょっと寂しい一生のような気がしますが、彼が選んだ人生ということでね…
よくできすぎ…と感じたお話しもありましたが、概ね鼻につく話が無く
スラーっと読めた一冊でした。
深ーく読み込めばいろいろ教訓はあるのかもしれませんけど
そこまでは入り込めませんでした。
作者がアルメニア出身の移民で移民街に住んでいたということもあり
やけに◯◯人、◯◯人という注釈がつくのが気になったんだけどね。
出身はどこであれみんなアメリカ人じゃないの?
夢を抱いた各国の移民が、50年ほど前にアメリカの大都会で生きることは
難しかったんだなぁと、かすかに感じることができました。
後々まで記憶に残るかと言うと否定せざるを得ませんが
読んでいて楽しい一冊でした。
ひとことK-POPコーナー
SHINeeの“ EVERYBODY ” のComebackステージのおかげでYouTubeから目が離せないのよぉ
SMTOWNで歌うと思う? 歌うといいよね