『アメリカ短編小説傑作選 2000』世の中は問題山積なのね
THE BEST AMERICAN SHORT STORIES 2000 2000年 なんで今頃2000年の傑作選か… と言いますと、本棚で見つけちゃったから。 読んだ覚えが無いので読み返してみました。 現実的でしんみり、あるいはのんびりした、解り易〜い物語好きの私ですが 若い頃はこういうのが好きだったんでしょうね? ありきたりな恋愛小説や家族のいい話を書くのはやめましょう!という...
View Article『スラッシュグリーンからの風』新参者、旋風を巻き起こす
NEWS FROM THRUSH GREEN 1970年 ミス・リード 以前読んだミス・リードの『村の学校』がそこそこ面白くて Book-offで見つけたから買ったんですけどね。 舞台は同じくコッツウォルズ地方のスラッシュグリーンという村で 一応長編ですが、各章で村の人々がクローズアップされていて、短編のように読めます。...
View ArticleGUCCI & COACH
最近は和柄ちりめんのマカロンづくりに凝ってたんだけど ホワイトデーに大量生産してちょっと飽きちゃったので もはやめっきり縁遠くなったブランドものをリメイクしてみました。 生地が厚かったので上手く丸くなってくれるか、 浮かないようにファスナーに縫い付けられるか不安でしたが 思ったよりきれいにできました。 GUCCIは旦那さんが革をベリベリ剥がしてくれたおかげでかなり縫い易かったです。...
View Article『ジャズ』迷路で立ち往生…てな気分
JAZZ 1992年 トニ・モリスン 『パラダイス』にものすごく感激してしまって、すぐこの本を買っちゃったんだけど… 難しい… 実は1回読んだだけでは理解できなくて2回読んでしまいました。 この物語でも人種の問題を取り入れているようですが それはそれとして、目まぐるしく変化していく物語の展開を追っていくことが とても楽しくもあり苦しくもある一冊でした。...
View Article『女神』“ 絵になるカップル ” 好きとみた!
三島 由紀夫 前回読んだ『永すぎた春』で上手く三島像が掴めなかったわたくし、 この本を読んでさらに迷走している気分です。 表題の中篇『女神』と10篇の短編がおさめられていますが、ほぼ全篇恋のお話し。 ファンタジーめいたものもあれば妖しい話しもあり、可愛らしいエピソードもありと バリエーションに富んでいますけど、なんていうか… 三島由紀夫という人は美男美女の組み合わせが好きなのね?きっと。...
View Articleポーランド公ヴワディスワフ2世妃 アグニェシュカ
“ 雌トラ ” と呼ばれた王妃 ヴワディスワフ2世妃 アグニェシュカ・バーベンベルゲ 1108〜1163/在位 1138〜1146 ボレスワフ3世の影薄ーい一人目の妃ズビシュワヴァが生んだヴワディスワフ2世は けっこう有能で王様の素質があったみたいなのですが、異母弟たちとの争いが絶えず 結局国をおわれて他国で没しました。...
View Article『小悪魔アザゼル18の物語』小さな親切、ものすごく大きなお世話!
AZAZEL 1988年 アイザック・アシモフ アイザック・アシモフって有名ですよね! って、実は読んだことがないと思う… スペース・ファンタジー系の作家ですよね? 古本屋さんで見つけて面白そうだったので買ってみました。 宇宙とはほとんど関係ない18篇からなる一冊です。 全てのお話しは、アザゼルという2cmの悪魔に魔術を使わせることができるという...
View Articleポーランド公ボレスワフ4世妃 ヴィエショフスワヴァ
アナスタシアっていうらしいよ ボレスワフ4世妃 ヴィエショフスワヴァ・ノヴゴロヅォカ 1125〜1162/在位 1146〜1162 異母兄ヴワディスワフ2世を打ち負かし、最高公の座についたボレスワフ4世は 争いが激化する前の1137年頃に プスコフ公フセヴォロドの公女ヴィエショフスワヴァと結婚しました。 プスコフ公領というのはロシアにあります。...
View Article『ニューヨーク』圧巻の医者一族伝説
CITY OF DRAM 2001年 ベヴァリー・スワーリング エミール・ゾラの『パリ』とエドワード・ラザファードの『ロンドン』が読みたいなと ずっと思っているのですが、お高いので躊躇していたところ古本屋さんで見つけた一冊。 作家のお名前も知らず、なんの前情報も無く、二段組で600ページ以上もあるので 最後まで読み通せるか不安でしたが杞憂でした。 圧巻でしたよ!...
View Articleポーランド公ミェシュコ3世妃 エルジェビエタ
ちょー幼妻かもしれない ミェシュコ3世妃 エルジェビエタ・ヴェギエルスカ 1128〜1154/在位せず 兄ボレスワフ4世から最高公の地位を継承したミェシュコ3世という人は 何度も退位したり即位したりと忙しい人でした。 ミェシュコは、1136年頃ハンガリー王ベーラ2世の王女エルジェビエタと結婚しました。 この縁談にも母親のシャロメアの奔走ぶりが垣間見えますね。...
View Article『優しすぎる妻』女性による女性のための・・・
SISTERS IN CRIME 2 1990年 評価が高かったという第1巻は持っていないのですが、古本屋さんで購入しました。 名高い女性ミステリー作家の21話がおさめられています。 読後にまず感じたのはミステリーって幅広い!! ということでしょうか? もうミステリーの定義がよくわからんぞ… 犯人探しをするもの、猟奇的な話、幻想的な話、小咄のような物語もあれば...
View Article『生きている過去』“ 延命させてる過去 ” って感じ
LE PASSE VIVANT 1905年 アンリ・ド・レニエ 正直に言ってしまうと、つまらなかったの… メロドラマの王道みたいな話しで、面白いと言えば面白いのかもしれないが 私はちょっと共感できませんでした。 さくさくっと書いてみますね。 3組の男女の愛を中心に展開していると言えばいいのかしら? ジャン・ド・フラノワという青年がいます。...
View Articleポーランド公カジミェシュ2世妃 ヘレナ
摂政は楽じゃない・・・1号 カジミェシュ2世妃 ヘレナ・ズノエムスカ 1141〜1206/在位 1177〜1194 異母兄妹に伯父・叔父入り乱れて権力の奪い合いが続いていたポーランドで 甥オド(兄ミェシュコ3世の長男)を助けると見せかけて〜の権力奪取に成功した(憶測ね) カジミェシュ2世の妃は、ズノイモ公コンラート2世の公女でした。 ズノイモっていうのはチェコらしいです。...
View Article『短篇小説日和 英国異色傑作選』まだまだ知らない作家は多い
2013年 表紙からして異色感ただよう一冊ですね。 編者がこだわって選んだと思われる20篇がおさめられています。 20篇の作家20人の中で私が名前を知っていた作家は7人だけです。 まだまだ未知の作家は多いですね! 読書のペースをあげなければ… とはいえ、私はかなり好き嫌いが多い読者で いろんな作家を読みたいなんて口ばっかりなんだけどね。 気になったお話しをいくつかあげてみます。...
View Article『見えない日本の紳士たち』今後はまる予感…
THE INVISIBLE JAPANESE GENTLEMEN AND OTHER STORIES グレアム・グリーン 以前読んだ『二十一の短篇』同様表紙に惹かれ買ってしまいました。 訳者が違うのかな? 全然違う印象のような気がします。 と思って見てみましたら、編者は同じで訳者も数人は重複していました。 テーマが幅広い作家ということになるのでしょうか?...
View Articleポーランド公ヴワディスワフ3世妃 ウツェヤ
こちらはコンラト1世妃アガフィア けっこう長生きなのにエピソードひとつだけって・・・ ヴワディスワフ3世妃 ウツェヤ・ルギシュカ 生没年不詳/在位 1202〜1206、1227〜1229 ミェシュコ3世の二人目の妃エウドクシャの子で贔屓されてたらしいヴワディスワフの妃は デンマーク王クヌート5世の孫娘にあたるウツェヤです。...
View Article『新樹の言葉』前向き、後ろ向き…人生って複雑ね
太宰 治 何冊か太宰治の短篇集を読んでまいりましたが、この『新樹の言葉』は 一番感想が書きづらい気分でいます。 今までの短篇集にも「貧乏で酒好きで情けないし、書けないし…もう死んじゃいたいよぉ」と いう話がちりばめられていましたが、そこはかとなくユーモアがあったのですよね。 でもこの一冊のそういった題材をテーマにした話は、すごく悲しくなったんです。...
View Article『ベラミ』いつか痛い目にあってほしい
BEL-AMI 1885年 ギィ・ド・モーパッサン モーパッサンの『ベラミ』はいつか買おうと思いつつやりすごしていたら 本屋さんで発見したので、大嫌いな映画化記念表紙だったのですけど買ってしまいました。 なんだか短篇と長編のモーパッサンは別人みたい…と思いつつ読んでましたが 策略とか愛憎と言ってるわりには、バルザックとかゾラみたいに...
View Articleパソコンがぁぁぁ...
パソコンが ぶっこわれました~ 今携帯からうってます。 めんどくさーい。 ある日突然液晶がモザイクみたいになっちゃって何にもできません~ 修理してくれるところがあるらしいので探して持って行こうと思ってますが 東京ドームだ、横浜アリーナだ、お台場だ、ソウルだと はしゃいでいるうちに一ヶ月近くたってしまいました(>_
View Articleパソコン復活!!
パソコンが復活しましたぁぁ〜 よかったぁぁ 一時はどうなることかと思いましたが、本当にラッキーでした。 旦那さんのお仕事関係の方にエージェントグループ株式会社という会社を 紹介していただいたのですが、本当に親切で こちらが何を望んでいるかを聞いて直して下さいました。 部品というか修理内容についてラッキーな状況だったこともあり 思っていたより安く直りました。...
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