NEWS FROM THRUSH GREEN
1970年 ミス・リード
以前読んだミス・リードの『村の学校』がそこそこ面白くて
Book-offで見つけたから買ったんですけどね。
舞台は同じくコッツウォルズ地方のスラッシュグリーンという村で
一応長編ですが、各章で村の人々がクローズアップされていて、短編のように読めます。
先に感想言っちゃうとね、いい気持でほのぼのと読んでいたのにすとーんと落とされた気分。
ラストでのけぞったわ!
ちょっと紹介してみますね。
2年間空き家になっていたタリヴァーズ荘に誰かが越して来るというので村は浮き足立ちます。
まだかまだかと待つ中やっとリフォームが終わり、30歳ぐらいの女性フィリダ・ブライアと
6歳になる息子ジェレミーが越して来ました。
いろいろな憶測が飛び交いますが、ジェレミーの父親は仕事で外国にいるということでした。
エピソードフルな村人がたくさんいまして、その人たちの話しもいちいち面白いんだけど
書ききれないから、特にブライア母子と繋がりの深い人だけ紹介しますね。
まずはブライア母子の隣人、医師のドナルド・ベイリーと妻のウィニー。
思慮深いベイリー医師は体調を崩しています。
ウィニーは面倒見がよく、ブライア母子に実の母、祖母のように接します。
ハラルド・シュースミスは村の世話役をこなす未婚の男性です。
フィル(フィリダ)が文章を書くと知って編集者を紹介したり
とっちらかった庭の世話を焼いてくれたり、とても親切にしてくれます。
ハラルドの家政婦ベティー・ベルは、おしゃべりで掃除はぞんざいですが
料理の腕は一流で、村人たちの大切な日には欠かせない女性です。
その他、ヘンストック牧師の妻ディミトリーと、その友人で芸術家肌のエラ。
二人はフィルが書いた小説の登場人物そっくりってことでクローズアップ。
やたら動物を飼っていて、猫の里親探しに奔走しているドティー。
ドティーはジェレミーに猫をあげると言ってきます。
ここからがあらすじ…
ブライア母子が村の人々に馴染んできた頃、フィルの秘密があきらかに…
やはり夫とはうまくいっておらず別居中なのでした。
そしてその夫から離婚を切り出されてしまいました。
でも、村人たちはみんなフィルの味方だから大丈夫!!
ウィニーの甥で健康法のことばかり語るやりきれないリチャードがやって来ます。
リチャードはぶっきらぼうな男ですが、フィルに興味を持ち意外な一面を見せます。
フィルはハラルドが紹介してくれた編集者フランクから仕事が入るようになり
収入の心配も消えて、スラッシュグリーンに住み続けたいと望むようになります。
突然、他の女性と暮らしているフィルの夫が事故で亡くなり
こう言っちゃなんだけど、フィルは自由な身になりますよね?
お察しの通り、ハラルドはフィルへの想いが募っていきまして
同じくフィルに興味しんしんのリチャードとバトルを繰り広げます。
果たしてフィルはどちらの想いに応えるのでしょうねっ?
と思っていたら、だいどんでんがーえし!!
良くないよ〜、フィル
だいたいなんで旦那が浮気をしてしまったのか不思議だったんですよね。
見た目も悪くないし性格もいい、趣味もいい、誰からも好かれる好人物なのに…
以前見たNHKアーカイブスでイギリスの村のコミュニティにとけ込むのは大変!
みたいな番組があったんですが、フィルは易々と受け入れてもらえたわけ。
旦那はそんな完璧なところに疲れちゃったのかしら? などと考えながら読んでいましたが
最後の最後に判明したわ。
男心がわからない人なのよ〜!
というわけで、平和な村の良い話しと思いながら読み進めていた私は
最後の最後にずっこけたわけなのよ。
モテる女性が全てそうだとは言いません。
言いませんが、本人にはそんな気が無くてもやはり小悪魔なんですよ。
気づいているのかいないのか、男性の優しさを受け入れておきながら…
期待を持たせたくせに突き落とすなんて…
あ、ごめん、興奮したよ
ただの長閑な物語ではないです。
本当にラストのラストまではのほほんと読んでいられるんだけどね…
いきなり聞き捨てならない話になりますよ。
フィル以外にもう一人、それはないんじゃないのか?って思う人がいますから!!
ひとことK-POPコーナー
うちの旦那さんは競馬が好きなのね。 それで最近K-pop馬券(シャイニー◯◯とか)を買うように薦めているわけですが
今日の中京の9R、1着はヴェルデライト(D-LITE)、2着がソロデビューだって! 買っときゃいいものを…
1970年 ミス・リード
以前読んだミス・リードの『村の学校』がそこそこ面白くて
Book-offで見つけたから買ったんですけどね。
舞台は同じくコッツウォルズ地方のスラッシュグリーンという村で
一応長編ですが、各章で村の人々がクローズアップされていて、短編のように読めます。
先に感想言っちゃうとね、いい気持でほのぼのと読んでいたのにすとーんと落とされた気分。
ラストでのけぞったわ!
ちょっと紹介してみますね。
2年間空き家になっていたタリヴァーズ荘に誰かが越して来るというので村は浮き足立ちます。
まだかまだかと待つ中やっとリフォームが終わり、30歳ぐらいの女性フィリダ・ブライアと
6歳になる息子ジェレミーが越して来ました。
いろいろな憶測が飛び交いますが、ジェレミーの父親は仕事で外国にいるということでした。
エピソードフルな村人がたくさんいまして、その人たちの話しもいちいち面白いんだけど
書ききれないから、特にブライア母子と繋がりの深い人だけ紹介しますね。
まずはブライア母子の隣人、医師のドナルド・ベイリーと妻のウィニー。
思慮深いベイリー医師は体調を崩しています。
ウィニーは面倒見がよく、ブライア母子に実の母、祖母のように接します。
ハラルド・シュースミスは村の世話役をこなす未婚の男性です。
フィル(フィリダ)が文章を書くと知って編集者を紹介したり
とっちらかった庭の世話を焼いてくれたり、とても親切にしてくれます。
ハラルドの家政婦ベティー・ベルは、おしゃべりで掃除はぞんざいですが
料理の腕は一流で、村人たちの大切な日には欠かせない女性です。
その他、ヘンストック牧師の妻ディミトリーと、その友人で芸術家肌のエラ。
二人はフィルが書いた小説の登場人物そっくりってことでクローズアップ。
やたら動物を飼っていて、猫の里親探しに奔走しているドティー。
ドティーはジェレミーに猫をあげると言ってきます。
ここからがあらすじ…
ブライア母子が村の人々に馴染んできた頃、フィルの秘密があきらかに…
やはり夫とはうまくいっておらず別居中なのでした。
そしてその夫から離婚を切り出されてしまいました。
でも、村人たちはみんなフィルの味方だから大丈夫!!
ウィニーの甥で健康法のことばかり語るやりきれないリチャードがやって来ます。
リチャードはぶっきらぼうな男ですが、フィルに興味を持ち意外な一面を見せます。
フィルはハラルドが紹介してくれた編集者フランクから仕事が入るようになり
収入の心配も消えて、スラッシュグリーンに住み続けたいと望むようになります。
突然、他の女性と暮らしているフィルの夫が事故で亡くなり
こう言っちゃなんだけど、フィルは自由な身になりますよね?
お察しの通り、ハラルドはフィルへの想いが募っていきまして
同じくフィルに興味しんしんのリチャードとバトルを繰り広げます。
果たしてフィルはどちらの想いに応えるのでしょうねっ?
と思っていたら、だいどんでんがーえし!!
良くないよ〜、フィル
だいたいなんで旦那が浮気をしてしまったのか不思議だったんですよね。
見た目も悪くないし性格もいい、趣味もいい、誰からも好かれる好人物なのに…
以前見たNHKアーカイブスでイギリスの村のコミュニティにとけ込むのは大変!
みたいな番組があったんですが、フィルは易々と受け入れてもらえたわけ。
旦那はそんな完璧なところに疲れちゃったのかしら? などと考えながら読んでいましたが
最後の最後に判明したわ。
男心がわからない人なのよ〜!
というわけで、平和な村の良い話しと思いながら読み進めていた私は
最後の最後にずっこけたわけなのよ。
モテる女性が全てそうだとは言いません。
言いませんが、本人にはそんな気が無くてもやはり小悪魔なんですよ。
気づいているのかいないのか、男性の優しさを受け入れておきながら…
期待を持たせたくせに突き落とすなんて…
あ、ごめん、興奮したよ
ただの長閑な物語ではないです。
本当にラストのラストまではのほほんと読んでいられるんだけどね…
いきなり聞き捨てならない話になりますよ。
フィル以外にもう一人、それはないんじゃないのか?って思う人がいますから!!
ひとことK-POPコーナー
うちの旦那さんは競馬が好きなのね。 それで最近K-pop馬券(シャイニー◯◯とか)を買うように薦めているわけですが
今日の中京の9R、1着はヴェルデライト(D-LITE)、2着がソロデビューだって! 買っときゃいいものを…