ノルウェー王ハーラル3世妃 エルジフ
キリスト教なのに一夫多妻? ハーラル3世妃 エルジフ・アフ・キエフ 1025~1067/1045~1066 オーラフ2世が殺害された後、ノルウェーは、空位とデンマークとの共治時代を繰り返します。 国内で争ってるから、よそから狙われちゃうでしょー! まずは賢王オーラフを倒してノルウェー王に即位したデンマーク王クヌート1世大王。 妃はエルギフとエンマです。...
View Article『孤独な娘』読書、迷走中…
MISS LONELY HEARTS 1933年 ナサニエル・ウェスト ナサニエル・ウェストは、4作品だけを残して、37歳でこの世を去った 不遇の作家だそうです。 それで、この一冊を読んだ感想ですが、さしあたって残りの3冊を読む予定はないです。 題名と表紙のレビューに惹かれフラフラと買ってしまった一冊。 レビューから、私が惹かれた部分を抜粋してみます。 “...
View Article『水車小屋攻撃 他七篇』ゾラ再発見!
L'ATTAQUE DU MOULIN エミール・ゾラ ルーゴン・マッカール叢書のせいか、私の中でゾラは完全に長篇作家というイメージが でき上がっていて、ゾラの短篇集? と、すごく不思議な気持ちで読み始めました。 短篇集とはいっても、8篇のうち4篇が70ページ前後あって、短めの中篇って感じ? ゾラは手を抜かずに風景や背景を細かく描写してまして、内容もぎっしり書き込まれ 読み応え十分でした。...
View Article『愛の深まり』家族の絆の幻想とほつれ
THE PROGRESS OF LOVE 1982年 アリス・マンロー 実は他の作家の本を買おうと思って、パラパラと後ろの方をめくっていたら 彩流社から出ている他の出版物の紹介ページがあって、そこで見つけました。 即ネットで購入しまして、届いた日から読み始めました。 やっぱり面白い!! アリス・マンローの小説を読んでいると、当たり前のことなんですけど...
View Articleノルウェー王オーラフ3世妃 インゲリッド
おちゃめでしょ! マルグレーテ像です 王女で王妃… 以上です オーラフ3世妃 インゲリッド・アフ・デンマーク 生年不詳~1093/在位 1067~1093以降 ハーラル3世の後を継いだマグヌス2世は未婚でした。 その後は弟のオーラフ3世が王になります。 オーラフ3世の妃は、デンマーク王スヴェン2世の王女インゲリッドです。...
View Article『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』ガツンと失恋しました
BRITISH AND IRISH MASTERPIECES ジョナサン・スウィフト/メアリ・シェリー/チャールズ・ディケンズ/オスカー・ワイルド W・W・ジェイコブズ/ウォルター・デ・ラ・メア/ジョセフ・コンラッド/サキ ジェームズ・ジョイス/ジョージ・オーウェル/ディラン・トマス イギリス文学好きと言っておきながら… しかも、柴田元幸さん編訳なのに… 作家陣もそうそうたるものだっていうのに…...
View Article『レズビアン短編小説集』表紙のインパクトったら!!
セアラ・オーン・ジュエット/ケイト・ショパン/ウィラ・キャザー キャサリン・マンスフィールド/ガートルード・スタイン/ラドクリフ・ホール ヴァージニア・ウルフ/デューナ・バーンズ/ヘンリー・H・リチャードソン カースン・マッカラーズ/ジェイン・ボウルズ/イサク・ディネーセン 作家陣の全員がアメリカ人というわけではないのですが 割合が高かったのでアメリカの作家のカテゴリーに入れました。...
View Articleノルウェー王エイステン1世妃 インギビオルグ
どーにもこーにも肖像画がみつからないのでシグル1世妃ブラスミンをイメージして アーサー・ラッカムという方が書いたアイルランドの妖精のイラストを… ノルウェー人のノルウェー王妃ということで有名 エイステン1世妃 インギビオルグ・グットルムズダター 生没年不詳/在位 1103~1123 母親の違う三兄弟で共治王になったエイステン1世の妃は...
View Article『いま見てはいけない デュ・モーリア傑作集』ビジュアル系オカルト?
DON'T LOOK NOW AND OTHER STORIES 1971年 ダフネ・デュ・モーリア デュ・モーリアの短編といえば『鳥 デュ・モーリア傑作集』と『破局』の 2冊を読んだことがあります。 怪奇小説方面の作家ですが、なんだか好きでまたまた読んでみました。 短篇集ですが、おさめられているのは5編で、それぞれ少し長めのお話です。 さらさらとご紹介しますね。...
View Articleノルウェー王ハーラル4世妃 イングリド
例によって肖像画がないのでヴァイキングの貴婦人をどーぞ ある意味キングズ・メーカー ハーラル4世妃 イングリド・ラグンヴァルズダター 1110~1161以降/在位 1134~1136 ノルウェー王はここらへんから激しく入れ替わりを見せ始めます。 嫡子だけでなく、庶子まで入り乱れての継承争いが続くわけだけど 権力が欲しいだけの兄弟喧嘩に巻き込まれる国民はいい迷惑ですよね。...
View Article『撲の名はアラム』少年時代の思い出と幻想と…
MY NAME IS ARAM 1940年 ウィリアム・サローヤン 買っちゃったですよ、やっぱり、村上柴田翻訳堂、そりゃ買いますよねぇぇぇ… 作者が生まれ故郷を舞台に書いたという『撲の名はアラム』ですけど、長篇ではなくて 『ヒューマン・コメディ』同様、一家族をクローズアップしている 短篇集と考えていただけばいいと思います。 同じく自伝的短篇集と言われている『リトル・チルドレン』よりは...
View Article『結婚式のメンバー』思春期の妄想を笑っちゃダメよ
THE MEMBER OF THE WEDDING 1946年 カーソン・マッカラーズ 村上柴田翻訳堂から2冊目を購入。 『撲の名はアラム』は、少年が主人公でしたが、こちらは12歳の少女が主人公。 好きな内容かというと、うぅぅん… あんまり好きじゃなかった… 12歳ののっぽの女の子フランキー・アダムスの夏休みの数日を描いた物語です。 彼女には、その年いくつかの出来事がおこりました。...
View Article『クローヴィス物語』愉快な仲間で、イヤーなヤツ
THE CHRONICLES OF CLOVIS 1911年 サキ クローヴィスという上流の青年が主人公だったり、その友人がクローヴィスに 聞かせた話しだったり、クローヴィスがまったく登場しなかったりする短編が 笑える話し、ゾッとする話しとりまぜて、28篇おさめられている短篇集です。 ほとんどが『ザ・ベスト・オブ・サキ』で読んだものでした。 好きというよりは、気になったものをいくつか …...
View Articleノルウェー王エイステン2世妃 ラグナ
このヘタウマ(失礼)な絵はマルグレーテ妃の実家の紋章です ノルウェー人のノルウェー王妃ってことで有名 Part2 エイステン2世妃 ラグナ・ニコラズダター 生年不詳~1161以降/在位 1142~1157 ハーラル4世の後を継いだのは、愛妾トーラが生んだシグル2世と イングリドが生んだインゲ1世の二人(共治王)でしたが、シグル2世は22歳ぐらい...
View Article『書物愛 [海外篇]』“ 読書愛 ” じゃないのよ
AMOR LIBRORUM G・フローベール/A・フランス/O・ユザンヌ/G・ギッシング/M・R・ジェエイムズ H・C・ベイリー/S・ツヴァイク/M・イネス/J・G・カズンズ イギリスの作家さんが多かったので、イギリスに入れてみました。 職場の近くにある有隣堂は、海外文学の品揃えがうすーーーくて、あまり買わないんだけど この本を見つけた時は嬉しくて、レジに突進したさ!!...
View Article『結婚披露宴 新チェーホフ・ユモレスカ2』反省がいかされず…
1882年~1887年 チェーホフ 『新チェーホフ・ユモレスカ1』に続き読んでみました。 つくづく作品が多いなぁ、と改めて思っているところです。 1同様、主に『破片』『ペテルブルク新聞』『目ざまし時計』という三紙に 掲載された作品が抜粋されています。 三紙の特徴はよくわかりませんが、私なりに、ざっっっくりと傾向をわけてみると 『破片』に掲載されたものが一番わかりやすく、役人根性や貴族根性を皮肉って...
View Articleノルウェー王ホーコン4世妃 マルグレーテ
父親と夫、どっちに味方する? ホーコン4世妃 マルグレーテ・スクレスダター 1208~1270/在位 1225~1263 一瞬王になった、義母マルグレーテに殺されてしまったかもしれないホーコン3世は未婚 さらに一瞬芸の王、スヴェッレの庶子シグルの庶子グットルムは5歳で亡くなっています。 というか、庶子が続いてますけど、なぜちゃんと結婚しないかな? やっぱり一夫多妻?...
View Article『山の郵便配達』爆買い前夜の静けさ
那山 那人 那狗 1997年 彭見明(ポンヂエンミン) わたしは商業施設で働いていますのでね、中国の方が来ると「売り上げが上がる!」と 浮き足立ってしまいます。 で、お客様たちからわき上がる「さぁ、買うぞー!」という熱気と 売れないものまで「お金ならあるのよー!」と言ってひかない押しの強さが まったく感じられないようで、ちょっと垣間見える一冊。 なに言ってるかわかんないでしょ? わたしもだ…...
View Articleノルウェー王ホーコン・ホーコンソン王妃 リキサ
どーにもこーにも肖像画が無いので13世紀の貴婦人画を… お隣同士三国は仲良くできるのか? ホーコン・ホーコンソン妃 リキサ・ビュリエルスダター 1237~1288/在位 1251~1257 父ホーコン4世と共治王になり、単独王になる前に24歳で亡くなってしまった ホーコン・ザ・ヤングの妃リキサは、スウェーデンのヤール(摂政)ビュリイェルの娘さんで...
View Article『誰もいないホテルで』 “ おーい! もどってこーい!!”
SEERUCKEN 2011年 ペーター・シュタム オビに “ イングマール・ベルイマン的な味わいもある ” って書かれてたんで まったく名前を知らない作家なのですが、購入してみました。 わたしはベルイマンの『秋のソナタ』っていう映画が、なんだか好きなんです。 その上に書かれてた “ チューリヒのカミュもしくはカフカ ” という部分が 少し気にかかったんですけどね…...
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