LEAP YEAR
1990年 ピーター・キャメロン
『ママがプールを洗う日』がことの他面白かったので
この本は発売当時に買って読んだはずなのですが、あまり覚えていませんでした。
で、『最終目的地』があまりに面白かったものでいつか読み返そう!!と思ってました。
読み返して良かったよぉ すごくおもしろかったです。
何組かの男女の恋愛もようが絡み合う…
というよりは、あまりにもランダムにちりばめられていて読みづらいところもありますが
いやいや、そのとりとめの無さも物語をぐっとおもしろくしているのです。
難しいんだけど、ちょっとあらすじを書いてみますね。
デイヴィッド・パリッシュという機内誌の編集者がいます。
別れた妻ローレンとの間にケイトという娘がいます。
ウェイター兼カメラマンのヒース・ジャクソンという男性の恋人がいます。
ローレンにはグレゴリー・マンシーニというテレビ局勤務の恋人がいます。
ローレンの母ジュディスは夫のレナードがインドにいっている間ニューヨークに来ていて
そしてヴェトナム人男性ヘンリー・ファンクと知り合いました。
ヒースはアマンダ・パインという女性から、いきなり写真展の開催を打診されます。
アマンダはボスであるギャラリー経営者アントン・ショーワンガングと
愛人関係にありましたが、別れてしばらくたっていました。
アントンは出て行った妻ソランジをパリまで追いかけヨリを戻すことにしました。
ローレンの親友リリアンはどうしても子供が欲しくて
デイヴィッドの激励に力づけられ精子バンクに登録しました。
これらの人々の愛が深まったり冷めたりしている間にいろいろな事件がおこって
愛の行方が変わったりするんだけど… どう書けばいいのかな?
グレゴリーはロス勤務が決まったのを機にローレンにプロポーズしますが
ローレンは迷います。
そんなおり、ケイトがお友達の父親に誘拐されます。
ヒースは写真展の開催が決まりました。
しかし、オープニングパーティー会場でソランジが撃たれ
ヒースは犯人にされてしまいます。
ジュディスは「いけないわ」と思いつつヘンリーと深い関係になりますが
レナードがいきなり帰国し、関係を知られてしまいました。
リリアンは見事身ごもりましたが、その直後、愛する男性は誰かに気付きます。
もう、目白押しですよね!
しかも、意識不明から回復しそうになるソランジを狙う真犯人とか
デイヴィッドとローレンの復縁話とか、リリアンのお腹の子(精子)の父親とか
エピソードはあとからあとから出てきます。
普通、これだけ様々な要素が盛り込まれていれば、忙しくて落ち着きがない
ワサワサした物語になりそうですが、この本にはそんなところがありません。
冷静に、クールに物語は進みます。
登場人物のパーソナリティを絶妙にぼかし、時間軸を見事に交差させて
あれよあれよという間にエピソードが展開していき、クライマックスへ。
物語好きにはたまらない、ほんとぉぉぉにすごく良い一冊だったですよ。
ピーター・キャメロンはおもしろいなぁ…
他に翻訳された本はないのかしら? ってことで、今からAmazonで探してみます。
1990年 ピーター・キャメロン
『ママがプールを洗う日』がことの他面白かったので
この本は発売当時に買って読んだはずなのですが、あまり覚えていませんでした。
で、『最終目的地』があまりに面白かったものでいつか読み返そう!!と思ってました。
読み返して良かったよぉ すごくおもしろかったです。
何組かの男女の恋愛もようが絡み合う…
というよりは、あまりにもランダムにちりばめられていて読みづらいところもありますが
いやいや、そのとりとめの無さも物語をぐっとおもしろくしているのです。
難しいんだけど、ちょっとあらすじを書いてみますね。
デイヴィッド・パリッシュという機内誌の編集者がいます。
別れた妻ローレンとの間にケイトという娘がいます。
ウェイター兼カメラマンのヒース・ジャクソンという男性の恋人がいます。
ローレンにはグレゴリー・マンシーニというテレビ局勤務の恋人がいます。
ローレンの母ジュディスは夫のレナードがインドにいっている間ニューヨークに来ていて
そしてヴェトナム人男性ヘンリー・ファンクと知り合いました。
ヒースはアマンダ・パインという女性から、いきなり写真展の開催を打診されます。
アマンダはボスであるギャラリー経営者アントン・ショーワンガングと
愛人関係にありましたが、別れてしばらくたっていました。
アントンは出て行った妻ソランジをパリまで追いかけヨリを戻すことにしました。
ローレンの親友リリアンはどうしても子供が欲しくて
デイヴィッドの激励に力づけられ精子バンクに登録しました。
これらの人々の愛が深まったり冷めたりしている間にいろいろな事件がおこって
愛の行方が変わったりするんだけど… どう書けばいいのかな?
グレゴリーはロス勤務が決まったのを機にローレンにプロポーズしますが
ローレンは迷います。
そんなおり、ケイトがお友達の父親に誘拐されます。
ヒースは写真展の開催が決まりました。
しかし、オープニングパーティー会場でソランジが撃たれ
ヒースは犯人にされてしまいます。
ジュディスは「いけないわ」と思いつつヘンリーと深い関係になりますが
レナードがいきなり帰国し、関係を知られてしまいました。
リリアンは見事身ごもりましたが、その直後、愛する男性は誰かに気付きます。
もう、目白押しですよね!
しかも、意識不明から回復しそうになるソランジを狙う真犯人とか
デイヴィッドとローレンの復縁話とか、リリアンのお腹の子(精子)の父親とか
エピソードはあとからあとから出てきます。
普通、これだけ様々な要素が盛り込まれていれば、忙しくて落ち着きがない
ワサワサした物語になりそうですが、この本にはそんなところがありません。
冷静に、クールに物語は進みます。
登場人物のパーソナリティを絶妙にぼかし、時間軸を見事に交差させて
あれよあれよという間にエピソードが展開していき、クライマックスへ。
物語好きにはたまらない、ほんとぉぉぉにすごく良い一冊だったですよ。
ピーター・キャメロンはおもしろいなぁ…
他に翻訳された本はないのかしら? ってことで、今からAmazonで探してみます。