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Channel: まりっぺのお気楽読書
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『Front Row アナ・ウィンター』伝記だけど…褒めてんの?

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FRONT ROW ANNA WINTOUR 
2005年 ジェリー・オッペンハイマー

わたしは自己啓発本とか、成功した人のバイオグラフィーとかはほとんど読まないのですが
旦那さんが仕事がらみで購入してたので、せっかくだから読んでみました。

アナ・ウィンターと聞いてピンとこない方も、『プラダを着た悪魔』の
編集長のモデルと聞けば、なんとなく想像がつくのではないでしょうか?
もっとも、アナモデル説は、作者(ローレン・ワイズバーガー)が否定してるらしいです。
でも作者はアナの下でしばらく働いたことがあるのよね〜

で、内容はというと、アナの生い立ちが、両親の出会いから書かれていて
編集者になるまでとなってから、ヴォーグのエディターになって編集長になるまで
あとは恋愛を含む私生活のこととか、スキャンダルのことなどなど…です。
しかし、本人はこの本の出版をOKしたのかしら? 謎だわ。

もちろん、アナ・ウィンターは成功しているわけで、どのように登りつめたかというのが
最大のテーマだと思うんだけど… うーん、よくわかんない、何が言いたいんだろうか?

アナは、有名なジャーナリストの娘さんで、子供の時からファッションと美容に熱心でした。
小学生の頃からお肌とヘアケアのエステに通って自分磨きをしてました。
高校生になると、最先端の服を着て、有名人が集うクラブ通いをしてました。
制服がイヤだからと転校したり、制服をオシャレにリフォームして退学になりました。
つまり、スジがね入りのファッション・フリークなのね。

だから高校中退で大学も専門学校にも通わなかったのですが
ではなぜ一流紙のエディターになれたのでしょうか?

とりあえずは、父親のコネで雑誌業界に飛び込んだアナは「いつかはVOGUEに!」という
野望を胸につきすすんでいきます。

いいところはあるのよ。
効率よし・仕事熱心・ひらめきがすごい・人脈づくりが上手い… etc

その一方、とりあえず、お若い(下っ端の)頃からワガママです。
嫌いなヤツはいびり出す・ミーハーで・男性(特に上司)に取り入るのが上手らしい。
他人は怒り倒しても、自分が人前で怒られるとボロボロ泣く。
人のアイデアは盗むし、人の出世は邪魔するし、ってなわけで、やなヤツじゃない?

褒めといてけなす、持ち上げて落とす、褒めたたえる人のコメントがあってからの
「ヒドい目にあわされた」というコメント、の繰り返しで、だんだん飽きてきた。
けっこう分厚い本だったのよね。

どちらかというと、悪口の方が多かった気がします。
ふつう、こういう本って主役を褒めるもんじゃないの?

一番の驚きは、アナ・ウィンターって文才がないんですってさ!
あと、自分の企画や構想をプレゼンする能力がないんですと!! よく編集者になれたもんだ。

それでも雑誌業界・ファッション業界の女王になれたのは◯◯◯だからだ! という
説得力がないのよね。

美人でスタイルがよくて、オシャレへの関心は誰にも負けない!
でも文才とプレゼン能力がなく、高学歴でもないんだけど
どんな手を使ってもファッション雑誌の編集になりたい…という方には
なんらかの教訓が含まれているかもしれません。 おすすめはしませんけど…

おすすめはしないんだが・・・
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね


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