THE BEST OF MASQUES
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1988年 J・N・ウィリアムスン編
わたしは疎くてさっぱり… なんですけど、このアンソロジーの作家陣22人は
SF・ホラー・オカルト分野の作家・脚本家のそうそうたる顔ぶれらしいです。
知っている作家はスティーヴン・キングとレイ・ブラッドベリ
そして以前『厭な物語』で『赤』を読んだリチャード・クリスチャン・マシスンだけでした。
なぜ持ってるんだろ? スティーブン・キングに凝った時に買ったのかしら?
作家陣のほとんどが脚本を手がけていると知ったせいかもしれませんが
映像になったら… ということをしっかり見据えて書いてらっしゃるという気がします。
エイリアンとか、怪物っていうか…あんまり突拍子もないものが登場する話は
やっぱり苦手でしたが、面白く読めたお話しもあったので紹介しますね。
『ソフト病(Soft)/F・ポール・ウィルソン』![]()
人々がソフト病で息絶えている中、わたしと娘のジュディは進行が脚で止まっている。
感染せずピンピンしていて、いつも家の用事を引き受けてくれるジョージと
3日間連絡がとれないので、向いのアパートへ様子を見に行くことにする。
骨がとけていく病気で、原因もわからず治療法もないらしいです。
死に絶えた町に取り残されてしまう恐怖が、ひしひしと伝わってきます。
ソフト病でなくても、こんな状況に陥ったら… ギャー! 想像したくないですね。
『モーリスとネコ(Maurice and Mog)/ジェームズ・ハーバート』![]()
モーリスが近所の人々にバカにされながら、5年間かけてつくった自宅の庭の地下シェルター。
いよいよ閉じ籠らなければならなくなった日、隣人たちを払いのけハッチを閉めたが
なぜか一匹のネコが入り込んでいた。
核爆弾が落ちたみたいんなんですけど、果たして地下にいれば助かるものなのだろうか?
モーリスの準備は完璧だったように思えるのですけどねぇ… ツメがあまかった〜
このネコのせいでどうこうというわけではないんだが、絶妙な役割を演じてます。
『夜は早く凍てつく(The Night Is Freezing Fast)/トーマス・F・モンテレオーネ』![]()
祖母に言われて、ブリザードの中しぶしぶ買物に行く祖父に、10歳のアランがついて行く。
途中、雪の中立っている男を車に乗せてやると、男は地獄のことを話し出す。
あまりにしつこく話すので、祖父は男に、車から降りろと言う。
子供や若者にはピンとこないことに、恐怖を感じる老人…
年をとればとるほど、ふとしたことに怖れおののく瞬間が増えていくのかなぁ…
なんて思えまして…
あのね、『大きな岩のある海辺で/ジョー・R・ランズデール』と
『死からよみがえった少年/アラン・ロジャーズ』という話があって
始まり方がすごく好きだったのですが、エイリアンが出てくるのよね〜![]()
出てこなければなぁ… 別の感じの恐い話しにしてくれたらなぁ…
たしかに、こんなことあるはずがないじゃんか! という話が多かったのですが
人間の心にある恐怖を、引っ張り出して手を加えていくと、ホラーやSFになるのかな?
孤独とか、後悔とか後ろめたさ、死を意識し始めた時とか、見知らぬ人の視線とか…
そういうところから、個性あふれる物語が書ける想像力がすごいですよね。
でもやっぱり苦手なんだけど… ごめんなさい。
錚々たる作家たちの競演!
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね
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ひとことWBCコーナー
今日はお休みで、プエルトリコ VS オランダの試合見てましたが、あらためてメジャーリーガーばっかりじゃん!
こうなったらメジャーがひとりしかいない日本に優勝してもらって、世界をアッ!!と言わせてほしい…


1988年 J・N・ウィリアムスン編
わたしは疎くてさっぱり… なんですけど、このアンソロジーの作家陣22人は
SF・ホラー・オカルト分野の作家・脚本家のそうそうたる顔ぶれらしいです。
知っている作家はスティーヴン・キングとレイ・ブラッドベリ
そして以前『厭な物語』で『赤』を読んだリチャード・クリスチャン・マシスンだけでした。
なぜ持ってるんだろ? スティーブン・キングに凝った時に買ったのかしら?
作家陣のほとんどが脚本を手がけていると知ったせいかもしれませんが
映像になったら… ということをしっかり見据えて書いてらっしゃるという気がします。
エイリアンとか、怪物っていうか…あんまり突拍子もないものが登場する話は
やっぱり苦手でしたが、面白く読めたお話しもあったので紹介しますね。
『ソフト病(Soft)/F・ポール・ウィルソン』

人々がソフト病で息絶えている中、わたしと娘のジュディは進行が脚で止まっている。
感染せずピンピンしていて、いつも家の用事を引き受けてくれるジョージと
3日間連絡がとれないので、向いのアパートへ様子を見に行くことにする。
骨がとけていく病気で、原因もわからず治療法もないらしいです。
死に絶えた町に取り残されてしまう恐怖が、ひしひしと伝わってきます。
ソフト病でなくても、こんな状況に陥ったら… ギャー! 想像したくないですね。
『モーリスとネコ(Maurice and Mog)/ジェームズ・ハーバート』

モーリスが近所の人々にバカにされながら、5年間かけてつくった自宅の庭の地下シェルター。
いよいよ閉じ籠らなければならなくなった日、隣人たちを払いのけハッチを閉めたが
なぜか一匹のネコが入り込んでいた。
核爆弾が落ちたみたいんなんですけど、果たして地下にいれば助かるものなのだろうか?
モーリスの準備は完璧だったように思えるのですけどねぇ… ツメがあまかった〜
このネコのせいでどうこうというわけではないんだが、絶妙な役割を演じてます。
『夜は早く凍てつく(The Night Is Freezing Fast)/トーマス・F・モンテレオーネ』

祖母に言われて、ブリザードの中しぶしぶ買物に行く祖父に、10歳のアランがついて行く。
途中、雪の中立っている男を車に乗せてやると、男は地獄のことを話し出す。
あまりにしつこく話すので、祖父は男に、車から降りろと言う。
子供や若者にはピンとこないことに、恐怖を感じる老人…
年をとればとるほど、ふとしたことに怖れおののく瞬間が増えていくのかなぁ…
なんて思えまして…
あのね、『大きな岩のある海辺で/ジョー・R・ランズデール』と
『死からよみがえった少年/アラン・ロジャーズ』という話があって
始まり方がすごく好きだったのですが、エイリアンが出てくるのよね〜

出てこなければなぁ… 別の感じの恐い話しにしてくれたらなぁ…
たしかに、こんなことあるはずがないじゃんか! という話が多かったのですが
人間の心にある恐怖を、引っ張り出して手を加えていくと、ホラーやSFになるのかな?
孤独とか、後悔とか後ろめたさ、死を意識し始めた時とか、見知らぬ人の視線とか…
そういうところから、個性あふれる物語が書ける想像力がすごいですよね。
でもやっぱり苦手なんだけど… ごめんなさい。
錚々たる作家たちの競演!
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね

今日はお休みで、プエルトリコ VS オランダの試合見てましたが、あらためてメジャーリーガーばっかりじゃん!
こうなったらメジャーがひとりしかいない日本に優勝してもらって、世界をアッ!!と言わせてほしい…