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Channel: まりっぺのお気楽読書
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ポーランド王ヤン2世カジミェシュ妃 クローディーネ

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三度の結婚でランクアップ
ヤン2世カジミェシュ妃 クローディーネ・フランソワーズ・ミグノー

1624~1711/在位せず

もうすぐポーランド王妃編は終わりを迎えるんですけれども(やっと!)
だんだん家系図がつまらなくなってきてるのよね… 王が選挙で選ばれるもんで…
頑張って早く終わらせよう…

ルドヴィカ・マリア・ゴンザーガの突然の死にうちのめされた
ヤン2世カジミェシュが退位した後結婚したのが、クローディーネです。

素性はよくわからんのだが、グルノーブル生まれらしい。

      

16歳の時、皇太子のお気に入りのピエール・des・Portes d'Ambieriuxの秘書と
結婚の約束をします。
彼の家族は反対しますが、彼は結婚を実行します。
クローディーネはチャンスをゲット!

クローディーネは結婚した直後から独学で教養を身につけていったようで
「いつかさらに上流な社会に入ってみせる!」というガッツが感じ取れますね。

しかし、やはり家族の反対がひどかったんですかね?
クローディーネはパリに向かうと、フランス陸軍元帥フランソワ・ド・ロピタルに
保護を求めます。 “ 保護 ” って、つまり、そういうことよね…

二人は出会った週のうちに結婚しました。
しかし、ロピタル元帥、その時75歳!! これはさぁ… みえみえ…

7年後にロピタル元帥が亡くなると、クローディーネはけっこうな遺産を手に入れます。
男の子がひとり生まれましたが、3歳ぐらいで亡くなっています。

クローディーネはまだ20代前半なはず。
お金は手に入れて、身軽になって、まだまだいける!って感じよね。

しかしその後のクローディーネの消息はしばらく途絶えまして
48歳の時にヤンと再々婚します。
なんでもヤンが亡くなる数週間前に結婚したということで、これまたミエミエな気が…
お付き合いはその前からしていたらしく、ヤンとの間に女の子が生まれて
2歳ぐらいで亡くなっています。
ただ、ヤンは突然亡くなったらしく、それもまたアヤシい気が…

その後どうしてたかはよくわかりませんが
晩年はカルメル派の修道院で過ごし1711年に87歳で亡くなりました。

クローディーネの三度の結婚は全て身分違いでしたが、相手もランクアップし
遺産も多くなっていくという…
不幸を糧に、富を増やし社会的地位を上げていってますね。
脚色すればすごい悪女の物語ができそうです。

彼女の生き様は、やはり後年いろいろな方が物語にしてますね。
その際にいろいろ書き換えられたり盛られちゃってるみたいです。
後世に名を遺すのもいいですが、まったく違う人生を与えられている人も多いのでしょうね。

(参考文献 Wikipedia英語版)

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