GOD WAS HERE BUT HE LEFT EARLY
アーウィン・ショー
可愛らしい題名で、ニューヨークのいい話っぽい短篇集かしらと思っていましたが…
今まで読んだアーウィン・ショーの短篇集は、どれも好きだったのですが
これはどうも好きになれない一冊でした。
各々がそれぞれに言いたいことを含んでいるとは思うのですが
何が言いたいのかはっきりしないのよね。
そしてそのわりにはヘヴィなのよ。
感想はあまりないので、入ってる5篇すべて書いておきます。
『神、ここに在ませり、されど早や去りたまいぬ
(God Was Here But He Left Early)』
いくつもの嘘を考えていたのに、バートの紹介で訪れたスイスの精神病院で
結局ローズマリィは正直に話してしまって、中絶は認められなかった。
パリで子供の父親に会ったが、なんの解決にもならなかった。
『賢く公正なるものすべて伝わるところ(Where All Things Wise and Fair Descend)』
気分よく目を覚ました日、スティーヴは恋人とランチの約束をして教室へ向かった。
教室では、先週兄を事故で亡くしたクレインが、黒板に詩を書いていた。
クレインに声をかけるとドライブに誘われた。
『混迷の中のささやき(Whispers in Bedlam)』
窓際のアメフト選手ヒューゴーは、耳の負傷でチームメイトのサインが聞き取りづらい。
ヒューゴーは意を決して耳の手術を受ける。
すると、敵のささやきまで聞こえるようになってしまった。
『マニコン溶液(The Mannichon Solution)』
研究所で、さえない部署にいるマニコンは、実験の過程で不思議な反応を見つけた。
マニコンが二人の花形研究者に話をもちかけると、彼らは協力を承諾した。
しかし二人には大きな野望があった。
『小さな土曜日(Small Saturday)』
背が小さいことがコンプレックスのクリストファーは、夢のせいで安眠できなかったが
土曜日に「今夜5フィート8インチ以上の女とセックスするように」という声を聞き
真剣に相手を探し始めた。
のんきに始まるわりに、だんだん重い感じになっていくのはどれも同じです。
あまりに現実的ではない展開のような気もするし
ドラマティックに仕立てすぎという気もする…
今まで読んだアーウィン・ショーとはかなり印象が違うので戸惑いました。
5篇とも、主人公は普段はありえない行動をおこしているんですよね。
ローズマリィは酔った勢いで子供ができちゃった
スティーヴはたいして仲も良くないクレインとのドライブをOKしちゃった
ヒューゴーはガンガン活躍するようになって一目おかれるようになった
マニコンはいきなり花形研究者と一緒に仕事をするようになった
クリストファーはいきなりラブハンターになっちゃった…というわけで
多かれ少なかれ、非日常的な行動をしているわけです。
それがどういう結果を招くかということが、この本を読む楽しみだと思いますが
すみません、私が好きな終わり方ではなかったんですよね。
教訓はなんだろう?
背伸びしないで真面目に生きなさいっていうことかしら?
平凡な毎日が幸せってこと? 普通が一番ってことかな?
アーウィン・ショーが教訓をたれるタイプの作家なのかどうかは知りませんけどね。
ひとことK-POPコーナー
先週2回行ってきた… 韓国ミュージカル『宮』。 実は私はミュージカルが苦手なのですが、すごく楽しかったわ
6列目と2列目だったので〜 テミンペンのRちゃんの目は&でしたが、あまりの近さに私までになりそうだった!
アーウィン・ショー
可愛らしい題名で、ニューヨークのいい話っぽい短篇集かしらと思っていましたが…
今まで読んだアーウィン・ショーの短篇集は、どれも好きだったのですが
これはどうも好きになれない一冊でした。
各々がそれぞれに言いたいことを含んでいるとは思うのですが
何が言いたいのかはっきりしないのよね。
そしてそのわりにはヘヴィなのよ。
感想はあまりないので、入ってる5篇すべて書いておきます。
『神、ここに在ませり、されど早や去りたまいぬ
(God Was Here But He Left Early)』
いくつもの嘘を考えていたのに、バートの紹介で訪れたスイスの精神病院で
結局ローズマリィは正直に話してしまって、中絶は認められなかった。
パリで子供の父親に会ったが、なんの解決にもならなかった。
『賢く公正なるものすべて伝わるところ(Where All Things Wise and Fair Descend)』
気分よく目を覚ました日、スティーヴは恋人とランチの約束をして教室へ向かった。
教室では、先週兄を事故で亡くしたクレインが、黒板に詩を書いていた。
クレインに声をかけるとドライブに誘われた。
『混迷の中のささやき(Whispers in Bedlam)』
窓際のアメフト選手ヒューゴーは、耳の負傷でチームメイトのサインが聞き取りづらい。
ヒューゴーは意を決して耳の手術を受ける。
すると、敵のささやきまで聞こえるようになってしまった。
『マニコン溶液(The Mannichon Solution)』
研究所で、さえない部署にいるマニコンは、実験の過程で不思議な反応を見つけた。
マニコンが二人の花形研究者に話をもちかけると、彼らは協力を承諾した。
しかし二人には大きな野望があった。
『小さな土曜日(Small Saturday)』
背が小さいことがコンプレックスのクリストファーは、夢のせいで安眠できなかったが
土曜日に「今夜5フィート8インチ以上の女とセックスするように」という声を聞き
真剣に相手を探し始めた。
のんきに始まるわりに、だんだん重い感じになっていくのはどれも同じです。
あまりに現実的ではない展開のような気もするし
ドラマティックに仕立てすぎという気もする…
今まで読んだアーウィン・ショーとはかなり印象が違うので戸惑いました。
5篇とも、主人公は普段はありえない行動をおこしているんですよね。
ローズマリィは酔った勢いで子供ができちゃった
スティーヴはたいして仲も良くないクレインとのドライブをOKしちゃった
ヒューゴーはガンガン活躍するようになって一目おかれるようになった
マニコンはいきなり花形研究者と一緒に仕事をするようになった
クリストファーはいきなりラブハンターになっちゃった…というわけで
多かれ少なかれ、非日常的な行動をしているわけです。
それがどういう結果を招くかということが、この本を読む楽しみだと思いますが
すみません、私が好きな終わり方ではなかったんですよね。
教訓はなんだろう?
背伸びしないで真面目に生きなさいっていうことかしら?
平凡な毎日が幸せってこと? 普通が一番ってことかな?
アーウィン・ショーが教訓をたれるタイプの作家なのかどうかは知りませんけどね。
ひとことK-POPコーナー
先週2回行ってきた… 韓国ミュージカル『宮』。 実は私はミュージカルが苦手なのですが、すごく楽しかったわ
6列目と2列目だったので〜 テミンペンのRちゃんの目は&でしたが、あまりの近さに私までになりそうだった!