WEEKEND
1994年 ピーター・キャメロン
『最終目的地』、『うるう年の恋人たち』でキャメロンファンになって
Amazonで購入した本でございます。
前出2冊でも男性の愛が描かれていましたが、男女間の愛もありました。
しかしこの『ウィークエンド』はがっつり男性同士の愛が描かれていまして
途中までは感情移入できるかどうか不安でした。
でも読み終えると、愛が始まって愛を育んで愛の終わりを迎えるという過程には
男女間の恋愛であれ、同性同士であれ変わりはないものなのね… と思えました。
主人公の恋人たちが男性と男性だったというだけで、内容は共感できるものでした。
ライルという美術評論家が、ロバートという画家志望の青年をつれて
ニューヨークから田舎へ週末を過ごしに向かうところから物語が始まります。
二人が訪ねるのはジョンとマリアン夫婦の家です。
ジョンは、ライルの十年来の恋人だったトニーの異父兄です。
トニーは前年の夏にエイズで亡くなっています。
マリアンは、ライルが新しい恋人を連れて来ることがどうにも納得いきません。
ディナーには近所の別荘にいるイタリア人のローラを招いていて
4人のはずが5人になってしまうことも気に入りません。
ものすごーく端折りますけど、マリアン、ジョン、ローラにも
なんだかハッキリはわからないけど、なにやら抱え込んでいるものがありそうです。
さあ!楽しい週末!! なんて雰囲気じゃない感じ。
物語は二人がジョンの家に到着してからディナーまで、ディナーの間の出来事、
ディナーを終えてからロバートが家を飛び出すまで、そしてその後…というように
週末の二日間を描くかたわら、ライルとロバートの出会いや付き合うきっかけ、
ライルとトニーが過ごした週末、トニーの最期などがちりばめられています。
例によって場面や時間がいったりきたりするのですが
各章に分けられていたので読み易かったです。
どうしてロバートが出て行ってしまったかっていうのを…
どうしよう…書いちゃおうかなぁ この場合書いた方がいい気がする…
つまり、ライルはロバートが一番聞きたい言葉「愛してる」を
どうしても、どうしても言えないの。
「愛してると言うと嘘になる」と言って頑なに拒むのです。
どうなんでしょう?
相手が心から望んでいるひと言を言わない正直さって、必要なんでしょうか?
だってライルは遊びじゃないのだし、心からロバートが好きなのよ。
嘘にはならないと思うけどね… それこそ “ やさしい嘘 ” でもいいじゃないの?
それとも、やはり愛にはとことん正直な方がいいのかしら?
たとえそれが自分にとっては辛い結果を招いても…
物語のラストでは、ロバートがライルの態度を受け止め
これからどう生きていくかが示唆されています。
もしかすうと、ライルの馬鹿正直さがロバートにとっては救いだったのかもしれません。
ライルはなーんにも考えていないように見えるんだけどな…
果たして今後ロバートとどうするつもりなのか気になります。
ライルとロバートの愛に関するやりとりは、同性愛だからということは全く関係ないです。
どちらかというと年齢の差、というか経験の差が原因のように、私には見えました。
もう少し経験があれば、ロバートにもライルの言う意味が理解できたかもしれません。
それから、ライルは恋愛をするには(思考が)老成しすぎなんじゃないかしら?
愛に年齢は関係はないと言いますね、もちろんその通りかもしれませんけど
いざという時に「もう若くないから」と自分で言っちゃうぐらいならやめとけば〜?
相手が困ると思うよ。
ひとことK-POPコーナー
NHK韓国語講座の『2PMのワンポイントハングル』にニックンが戻ってきましたね
おめでとうございます
1994年 ピーター・キャメロン
『最終目的地』、『うるう年の恋人たち』でキャメロンファンになって
Amazonで購入した本でございます。
前出2冊でも男性の愛が描かれていましたが、男女間の愛もありました。
しかしこの『ウィークエンド』はがっつり男性同士の愛が描かれていまして
途中までは感情移入できるかどうか不安でした。
でも読み終えると、愛が始まって愛を育んで愛の終わりを迎えるという過程には
男女間の恋愛であれ、同性同士であれ変わりはないものなのね… と思えました。
主人公の恋人たちが男性と男性だったというだけで、内容は共感できるものでした。
ライルという美術評論家が、ロバートという画家志望の青年をつれて
ニューヨークから田舎へ週末を過ごしに向かうところから物語が始まります。
二人が訪ねるのはジョンとマリアン夫婦の家です。
ジョンは、ライルの十年来の恋人だったトニーの異父兄です。
トニーは前年の夏にエイズで亡くなっています。
マリアンは、ライルが新しい恋人を連れて来ることがどうにも納得いきません。
ディナーには近所の別荘にいるイタリア人のローラを招いていて
4人のはずが5人になってしまうことも気に入りません。
ものすごーく端折りますけど、マリアン、ジョン、ローラにも
なんだかハッキリはわからないけど、なにやら抱え込んでいるものがありそうです。
さあ!楽しい週末!! なんて雰囲気じゃない感じ。
物語は二人がジョンの家に到着してからディナーまで、ディナーの間の出来事、
ディナーを終えてからロバートが家を飛び出すまで、そしてその後…というように
週末の二日間を描くかたわら、ライルとロバートの出会いや付き合うきっかけ、
ライルとトニーが過ごした週末、トニーの最期などがちりばめられています。
例によって場面や時間がいったりきたりするのですが
各章に分けられていたので読み易かったです。
どうしてロバートが出て行ってしまったかっていうのを…
どうしよう…書いちゃおうかなぁ この場合書いた方がいい気がする…
つまり、ライルはロバートが一番聞きたい言葉「愛してる」を
どうしても、どうしても言えないの。
「愛してると言うと嘘になる」と言って頑なに拒むのです。
どうなんでしょう?
相手が心から望んでいるひと言を言わない正直さって、必要なんでしょうか?
だってライルは遊びじゃないのだし、心からロバートが好きなのよ。
嘘にはならないと思うけどね… それこそ “ やさしい嘘 ” でもいいじゃないの?
それとも、やはり愛にはとことん正直な方がいいのかしら?
たとえそれが自分にとっては辛い結果を招いても…
物語のラストでは、ロバートがライルの態度を受け止め
これからどう生きていくかが示唆されています。
もしかすうと、ライルの馬鹿正直さがロバートにとっては救いだったのかもしれません。
ライルはなーんにも考えていないように見えるんだけどな…
果たして今後ロバートとどうするつもりなのか気になります。
ライルとロバートの愛に関するやりとりは、同性愛だからということは全く関係ないです。
どちらかというと年齢の差、というか経験の差が原因のように、私には見えました。
もう少し経験があれば、ロバートにもライルの言う意味が理解できたかもしれません。
それから、ライルは恋愛をするには(思考が)老成しすぎなんじゃないかしら?
愛に年齢は関係はないと言いますね、もちろんその通りかもしれませんけど
いざという時に「もう若くないから」と自分で言っちゃうぐらいならやめとけば〜?
相手が困ると思うよ。
ひとことK-POPコーナー
NHK韓国語講座の『2PMのワンポイントハングル』にニックンが戻ってきましたね
おめでとうございます