万事控えめな王女
ルイ15世王女 ソフィー・ド・フランス
1734〜1782
王妃マリー・レクザンスカがまたまた王女を出産しました。
ルイ15世は「もう王女はうんざり!!」というわけで
六女ソフィーは姉のヴィクトワール同様フォントブローの修道院に送られます。
ソフィーは一応 “ 未婚シスターズ ” を構成していた王女ではありますけれども
アデライードやヴィクトワールたちほどエピソードがありません。
あまり美しくなくて魅力がない王女と言われています。
そのせいか極度な恥ずかしがりやで、性格は内気で、大声恐怖症でした。
ルイ15世はソフィーをグラーユ(カラス)と呼んでいました。
ちなみにヴィクトワールはコッシュ(雌豚)、アデライードはロック(ボロきれ)
末娘ルイーズ・マリーはシッフ(ボロ布)だったそうです。 口が悪いわね…
教育を終えてヴェルサイユへ戻ったものの、宮廷ではなんの影響力ももたらさず
アデライードの言いなりで、二人の姉たちにくっついて行動していました。
姉たちがマリー・アントワネットにいろいろ吹き込んでいる時にも
後方で頷き、「そうよ、そうよ」と相づちを打つような役柄だったのでしょうね。
ソフィーは幸か不幸かフランス革命の7年前に亡くなりまして
姉たちのような苦労はしないですんだようです。
でもこの王女様、根っからの金魚のフン体質だったような気もするので
革命後まで生き延びていても「お姉様にくっついてれば大丈夫!」ってな感じで
あんまり不安は感じずに呑気に過ごしてたかもしれないね。
ソフィーの下には七女テレーズ・ド・フランス(1736〜1744)がいます。
やはりルイ15世に疎まれて2歳でフォントブローに送られました。
テレーズは病気がちでした。
家庭教師はフォントブローの環境が合っていないのではないかと思っていたようです。
しかしヴェルサイユに呼び戻されることはなく、二度と両親に会うことも無く
8歳で亡くなりました。
王女様だというのに、儚く可哀想な人生でしたね。
ルイ15世はともかく、母親であるマリー・レクザンスカはなんとかできなかったんですかね?
愛妾にうつつを抜かす夫の言いなりなんて…
国事はさておき、せめて家事で主導権を握れなかったのかしら?
娘を呼び戻すことぐらいは、ルイ15世に逆らってでもしていただきたかった気がします。
ルイ15世の王女終わり! と思うでしょ?
いえいえ、もう一人いらっしゃいます。
てなわけで、つづく・・・
(参考文献 アラン・ドゥコー『フランス女性の歴史3』 Wikipedia英語版)
ルイ15世王女 ソフィー・ド・フランス
1734〜1782
王妃マリー・レクザンスカがまたまた王女を出産しました。
ルイ15世は「もう王女はうんざり!!」というわけで
六女ソフィーは姉のヴィクトワール同様フォントブローの修道院に送られます。
ソフィーは一応 “ 未婚シスターズ ” を構成していた王女ではありますけれども
アデライードやヴィクトワールたちほどエピソードがありません。
あまり美しくなくて魅力がない王女と言われています。
そのせいか極度な恥ずかしがりやで、性格は内気で、大声恐怖症でした。
ルイ15世はソフィーをグラーユ(カラス)と呼んでいました。
ちなみにヴィクトワールはコッシュ(雌豚)、アデライードはロック(ボロきれ)
末娘ルイーズ・マリーはシッフ(ボロ布)だったそうです。 口が悪いわね…
教育を終えてヴェルサイユへ戻ったものの、宮廷ではなんの影響力ももたらさず
アデライードの言いなりで、二人の姉たちにくっついて行動していました。
姉たちがマリー・アントワネットにいろいろ吹き込んでいる時にも
後方で頷き、「そうよ、そうよ」と相づちを打つような役柄だったのでしょうね。
ソフィーは幸か不幸かフランス革命の7年前に亡くなりまして
姉たちのような苦労はしないですんだようです。
でもこの王女様、根っからの金魚のフン体質だったような気もするので
革命後まで生き延びていても「お姉様にくっついてれば大丈夫!」ってな感じで
あんまり不安は感じずに呑気に過ごしてたかもしれないね。
ソフィーの下には七女テレーズ・ド・フランス(1736〜1744)がいます。
やはりルイ15世に疎まれて2歳でフォントブローに送られました。
テレーズは病気がちでした。
家庭教師はフォントブローの環境が合っていないのではないかと思っていたようです。
しかしヴェルサイユに呼び戻されることはなく、二度と両親に会うことも無く
8歳で亡くなりました。
王女様だというのに、儚く可哀想な人生でしたね。
ルイ15世はともかく、母親であるマリー・レクザンスカはなんとかできなかったんですかね?
愛妾にうつつを抜かす夫の言いなりなんて…
国事はさておき、せめて家事で主導権を握れなかったのかしら?
娘を呼び戻すことぐらいは、ルイ15世に逆らってでもしていただきたかった気がします。
ルイ15世の王女終わり! と思うでしょ?
いえいえ、もう一人いらっしゃいます。
てなわけで、つづく・・・
(参考文献 アラン・ドゥコー『フランス女性の歴史3』 Wikipedia英語版)