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Channel: まりっぺのお気楽読書
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『ヘミングウェイ全短編1』後半汗臭いぜ!

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THE COMPLETE SHORT STORIES OF ERNEST HEMINGWAY 
アーネスト・ヘミングウェイ

うーんと、ヘミングウェイはずっと読まず嫌いだったのね。
それで『キリマンジャロの雪 他12篇』で少しいいかもと思い
『ヘミングウェイ短篇集』で慣れた気になって手を出した一冊ですが
また当分読まないかもしれない…

『われらの時代(IN OUR TIME)』と『男だけの世界(MEN WITHOUT WOMEN)』の
二部構成に、他一編がおさめられている一冊ですが、男らしいわぁ…

私は、けっして男性目線の物語がキライというわけではありませんが
登場人物が(むさくるしそうな)男ばっかり… というのは、やっぱり苦手かもしれないです。

『われらの時代(IN OUR TIME)』は、ニックという男性を主人公にした連作みたいです。

31篇という多くの物語の中から、好きかなぁ… と思えるものをしぼり出してみました。

『兵士の故郷(Soldier's Home)/1925年』
クレブズが故郷に戻った時には、すでに兵士への歓迎ムードは終わっていた。
武勇伝を語る日々も終わり、クレブズは読書や散歩をして過ごす。
ある日、母親からやんわり働くように促される。

親や近所の人たちも、最初は生きて帰って来てくれただけで… って思うのでしょうが
喉もと過ぎれば… で、いつまでもブラブラされてたら、イラつくかもしれませんね。
そのうち「怠け者」なんて言われたりして… 今みたいにPTSDとか無かっただろうし。

『エリオット夫妻(Mr. and Mrs. Elliot)/1925年』
ヒューバート・エリオットは25歳で、40歳のコーネリアと結婚してから
できるだけのことをして子づくりに励んでいるが、上手くいかない。
コーネリアはひと夏シャトーを借りたトゥレーヌへ、ボストンから女友達を呼び寄せた。

なんだか主旨がうまく掴めない話しなんだけど、キライじゃないですね。
ちなみにコーネリアは大金持ちとか、そういうことではないです。
どっちかっていうと男性の方が裕福… そうか! 夢がふくらむ話しだから好きなのか!

『北ミシガンで(Up in Mishigann)/1925年』
ジム・ギルモーは、カナダからホートンズ・ベイへやって来て、鍛冶屋を買った。
食事はD・J・スミスの店でとった。
スミスの店で働くリズは、ジムが大好きだったが、ジムはつれなかった。

ある夜、ジムはどうしてもリズが欲しくなっちゃって… って話しなんですけど
これまでのつれなさはフェイクか、それとも出来心かは謎です。
リズはいい娘さんみたいだし、上手くいくといいですね。

文章とか、話しの流れとかは決して嫌いじゃないんだけど、どうしてかなぁ…?
テーマがダメなのかなぁ、背景かな、登場人物かな?
自分でもさっぱりわかりませんが、ヘミングウェイ・ファンにはなれないみたいです。

ただ、女性が出てくる話しは比較的好きでしたね。
男らしさを描いているようで、「しかたないわね… 」目線で男性を許しちゃう
女性陣の方に強さを感じられたりしました。

ひとことワイドショーコーナー
もう、あの動画を地上波で流すのやめません? 朝起きたらどこつけてもあの動画… 一日が台無し気分
どこにいたっていいじゃん、だいたい。 見たい方はYouTubeで思う存分見ていただくってことで…

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