CONTEMPORARY SHORT STORIES BY IRISH WOMEN WRITERS
E・オブライアン/M・ケリー/J・ジョンストン/J・オフェイロン/C・ボイラン
M・モリッシー/A・エンライト/E・ドナヒュー
この本を書店の棚で見つけて飛びついたところを想像していただけます?
すごく嬉しかったね!
8人の女性作家の14篇がつまっています。
とてもおもしろかったです。
しかし、アイルランドというと、どうしても『ダブリン市民』的なものを求めてしまう
私の悪いクセが…
ジェニファー・ジョンストンとアン・エンライトは『フィンバーズ・ホテル』に
クレア・ボイラン、エマ・ドナヒュー『レディたちのフィンバーズ・ホテルに
名を連ねていますが、どれを書いたかはわかんない… でも、想像しやすくなりました、
革命がらみのお話しは、やはり、ちょっと苦手でしたが、女性が抱える問題や不安を
いろいろな角度から読むことができて、とても楽しかったです。
ほとんどのお話しを紹介したいのですが、そうもいかないので…
『幻燈スライド(Lantern Slides)/1990年 エドナ・オブライアン』
ダブリン郊外で催されたおしゃれな集まりは、ベティの誕生日を祝うパーティだった。
コンロイ氏に誘われてやってきたミス・ロウレスは、その町の名士たちに出会う。
これはもう、『死せる人々』を彷彿とさせて、大好きでしたね! コンロイ氏だし…
上の空状態のミス・ロウレスは、コンロイの妻グレタを思い出させ、演説と喝采シーンも!
ぜったいにワザと書いてるんだろうけど、おもしろかった。
『便宜的結婚(A Marriage of Convenience)/メアリー・モリッシー』
ジュディスは、エル・キスタドールでの一人旅の五日目の朝食の時
ウェイターのバチュアスから声をかけられ、ガイドを頼み、関係を持った。
帰国の二日前、バチュアスはジュディスに、国を出るため偽装結婚してほしいと言う。
旅先で利用されちゃう? そういう女性には見えないんだけどなぁ〜
そして男性にもなにか訳がありそうで、男女の温度差の広がりが
これからどうなっていくのか気になるラスト… 続きを書いて、せめて中篇にしてほしい。
『対価(The Cost of Things/2006年 エマ・ドナヒュー』
猫のクレオパトラの年齢は、ソフィーとリズが関係を始めてからと同じで5歳になる。
生活に困りだした二人が、5周年を祝うパーティーをした翌日、クレオパトラの具合が悪くなり
何日も物を食べなくなる。
このお話しはねぇ… 身につまされる、または、身に覚えがある人が多いはず。
“ そういうこと” を聞く方と聞かせた方、どちらを不快に思うかは、読者次第でしょうね?
私は、聞いた方にイラつかされましたが…
メイヴ・ケリーが書いた2篇、クレア・ボイランの『処女-おとめ-について』なども
とてもおもしろく読めました。
作家やテーマが違っても、作品から受ける全体的な印象に大きな隔たりは無く
アイルランドの女性は… というイメージがなんとなくできあがりそうなんだけど
物語が変わると、女性像もガラッと変わって結局はできあがらなかった… という一冊でした。
どの物語も、けっしてハッピーエンドというわけでなく
むしろアンラッキーなエンディングをむかえてるんですが
全体から醸し出される雰囲気が、ものすごく心地よい短篇集だったなぁ…
けっして古くさいわけではないんだけど、アナログ感が漂っていたような気もします。
何人かは、一冊まとめてその作者の作品を読んでみたいな… と思っています。
ひとことK-POPコーナー
BTOB プニエル… 勇気あるなぁ… 人気絶頂の今、どんな手を使ってでも隠し通す事ができただろうに… 男らしいね!
しかも韓国… 整形同様、皮膚を移植してフッサフサに、という技術も進んでるとうかがっていましたが…
カラーチェンジを繰り返し、MVでムチャなスタイルにしたりするから、人ごとながら心配しております
E・オブライアン/M・ケリー/J・ジョンストン/J・オフェイロン/C・ボイラン
M・モリッシー/A・エンライト/E・ドナヒュー
この本を書店の棚で見つけて飛びついたところを想像していただけます?
すごく嬉しかったね!
8人の女性作家の14篇がつまっています。
とてもおもしろかったです。
しかし、アイルランドというと、どうしても『ダブリン市民』的なものを求めてしまう
私の悪いクセが…
ジェニファー・ジョンストンとアン・エンライトは『フィンバーズ・ホテル』に
クレア・ボイラン、エマ・ドナヒュー『レディたちのフィンバーズ・ホテルに
名を連ねていますが、どれを書いたかはわかんない… でも、想像しやすくなりました、
革命がらみのお話しは、やはり、ちょっと苦手でしたが、女性が抱える問題や不安を
いろいろな角度から読むことができて、とても楽しかったです。
ほとんどのお話しを紹介したいのですが、そうもいかないので…
『幻燈スライド(Lantern Slides)/1990年 エドナ・オブライアン』
ダブリン郊外で催されたおしゃれな集まりは、ベティの誕生日を祝うパーティだった。
コンロイ氏に誘われてやってきたミス・ロウレスは、その町の名士たちに出会う。
これはもう、『死せる人々』を彷彿とさせて、大好きでしたね! コンロイ氏だし…
上の空状態のミス・ロウレスは、コンロイの妻グレタを思い出させ、演説と喝采シーンも!
ぜったいにワザと書いてるんだろうけど、おもしろかった。
『便宜的結婚(A Marriage of Convenience)/メアリー・モリッシー』
ジュディスは、エル・キスタドールでの一人旅の五日目の朝食の時
ウェイターのバチュアスから声をかけられ、ガイドを頼み、関係を持った。
帰国の二日前、バチュアスはジュディスに、国を出るため偽装結婚してほしいと言う。
旅先で利用されちゃう? そういう女性には見えないんだけどなぁ〜
そして男性にもなにか訳がありそうで、男女の温度差の広がりが
これからどうなっていくのか気になるラスト… 続きを書いて、せめて中篇にしてほしい。
『対価(The Cost of Things/2006年 エマ・ドナヒュー』
猫のクレオパトラの年齢は、ソフィーとリズが関係を始めてからと同じで5歳になる。
生活に困りだした二人が、5周年を祝うパーティーをした翌日、クレオパトラの具合が悪くなり
何日も物を食べなくなる。
このお話しはねぇ… 身につまされる、または、身に覚えがある人が多いはず。
“ そういうこと” を聞く方と聞かせた方、どちらを不快に思うかは、読者次第でしょうね?
私は、聞いた方にイラつかされましたが…
メイヴ・ケリーが書いた2篇、クレア・ボイランの『処女-おとめ-について』なども
とてもおもしろく読めました。
作家やテーマが違っても、作品から受ける全体的な印象に大きな隔たりは無く
アイルランドの女性は… というイメージがなんとなくできあがりそうなんだけど
物語が変わると、女性像もガラッと変わって結局はできあがらなかった… という一冊でした。
どの物語も、けっしてハッピーエンドというわけでなく
むしろアンラッキーなエンディングをむかえてるんですが
全体から醸し出される雰囲気が、ものすごく心地よい短篇集だったなぁ…
けっして古くさいわけではないんだけど、アナログ感が漂っていたような気もします。
何人かは、一冊まとめてその作者の作品を読んでみたいな… と思っています。
ひとことK-POPコーナー
BTOB プニエル… 勇気あるなぁ… 人気絶頂の今、どんな手を使ってでも隠し通す事ができただろうに… 男らしいね!
しかも韓国… 整形同様、皮膚を移植してフッサフサに、という技術も進んでるとうかがっていましたが…
カラーチェンジを繰り返し、MVでムチャなスタイルにしたりするから、人ごとながら心配しております