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Channel: まりっぺのお気楽読書
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フランス王フィリプ5世王女 ジャンヌ

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父親のライバルの味方に嫁いだ王女
フィリプ5世王女 ジャンヌ3世・ド・ブルゴーニュ
ブルゴーニュ伯=ブルゴーニュ公ウード4世妃

1308〜1349

とはいえ、敵方に嫁いだ王女たちは少なくないんですけどね…

フィリプ5世と王妃ジャンヌ・ド・ブルゴーニュには7人のお子様が生まれましたが
成人まで成長したのは年長の3人の王女だけで、年少の4人は亡くなっています。
長男フィリプ、あるいは次男ルイが長生きしていたら
フランス王家の流れも変わっていたかもしれないですね。

ジャンヌは長女です。
10歳で23歳のブルゴーニュ公ウード4世に嫁ぎました。

        

当時ブルゴーニュ領は、フランスの王位継承を巡って二分されていました。
貴族の皆さん、それぞれにフランスの家々と姻戚を結んでいたから
有利な方に味方したでしょうね。
なんかすごく入り乱れてそう…

ウードは姪にあたるルイ10世王女ジャンヌを後押ししていました。
姉の娘ですからね… 摂政とか後見人とか、おいしい役どころがまわってきそうだもの。

ジャンヌはフィリプ5世の懐柔策で嫁がされちゃったのでしょうか?

ブルゴーニュ伯だった母ジャンヌ2世が1330年に亡くなったので
ジャンヌは3世として伯領を受け継ぎました。
ブルゴーニュ伯でブルゴーニュ公妃… ややこしいぞ…

ジャンヌは6人のお子さんを生んでいますが、5人は死産でした。
たったひとりの息子フィリプも両親に先立ち23歳で亡くなったので
ブルゴーニュ公領も伯領も孫のフィリプに渡りました。

息子のフィリプの未亡人ジャンヌ・ドーベルニュ
ヴァロワ家二代目のフランス王ジャン2世と再婚します。

孫のフィリプ1世も15歳で、嫡子無しで亡くなっちゃったもんで
ブルゴーニュ公の公領は、ジャン2世を経て王子フィリプに渡ります。
フィリプ2世ル・アルディ(豪胆公)として有名ですね。
これがヴァロワ=ブルゴーニュ家です。

ちなみにフィリプ2世のお母様はジャンヌ・ドーヴェルニュではなくて
先妃ジャンヌ・ド・ブルゴーニュです。

ジャンヌとフィリプがたくさんでてきてこんがらがりますね。
同じ名前が多すぎるよ〜  解りづらかったらごめんなさい…

(参考文献 堀越孝一氏『ブルゴーニュ家』 Wikipedia英語版)

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